Netflixで話題の「極悪女王」。
最後のシーンに登場した女の子について、「最後の女の子は誰?」という声が上がっているようです。
のちのアジャコング役かな?
そこで極悪女王の最後の女の子が誰なのかについて、アジャコング説、北斗晶説などを検証しました!
【極悪女王】最後の女の子は誰?と話題に
第5話の最後に、チケットが買えずにいたところ、社長に会場に入れてもらった女の子のことですね!
クレジットにも役名の記載はなく、気になった人が多数いたよう。
そうそう極悪女王で最後に出てきた女の子は後の誰かなんかな?
ところでさ、最後社長に会場に入れてもらった女の子は誰なんだろうか?プロレス知らないからわかんねー
最後の女の子は後のレスラーなのかと思いきや、特にクレジットにはなかった。誰だ?
子役が誰かというより、「最後の女の子は後の誰の役なの?」と気になった方が多いようですね。
【極悪女王】最後の女の子はのちのアジャコング役と言われる理由2つ
その理由は次の2つと思われます。
- アジャコングはもともとクラッシュギャルズの大ファンで、長与千種に憧れてプロレス界に入った
- ダンプ松本引退後の時代に活躍
理由①クラッシュギャルズの大ファンだった
「最後の女の子」がアジャコング役と言われる理由1つ目は、アジャコングが元々クラッシュギャルズの大ファンだったからです。
アジャコングさんは長与千種さんに憧れてプロレス界に入ったそう。
「最後の女の子」は、ダンプ松本とクラッシュギャルズの試合を食い入るように見つめてたね!
極悪女王の冒頭では、幼少期の香がジャッキー佐藤の練習を見てプロレスラーへの憧れを抱くという場面がありました。
これが最後の女の子と重なり、「次はダンプ松本やクラッシュギャルズに憧れた女の子がプロレス界に入る」ように見えますよね!
理由②ダンプ松本引退後の時代に活躍
「最後の女の子」がアジャコング役と言われる理由2つ目は、アジャコングがダンプ松本引退後の時代に活躍したからです。
1988年にダンプ松本が引退した後、極悪同盟は解散し、ブル中野は「獄門党」を結成。そのメンバーのひとりがアジャコングでした。
時系列で見るとこのようになります。
- 1984年:「極悪同盟」結成
- 1988年:ダンプ松本引退、ブル中野が「獄門党」結成
- 1990年初頭:アジャコングが「獄門党」を離脱し「ジャングルジャック」を結成。獄門党とのヒール同士の抗争を繰り広げて全日本女子プロレスを盛り上げる
つまりダンプ松本さん引退後の時代を盛り上げた一人がアジャコングさんだったんだね!
このような理由から、例の「最後の女の子」はアジャコングさんではないかと言われているようですね。
最後の女の子はアジャコング役ではない!年齢が違う
その理由は、ダンプ松本さんの引退試合の時点でアジャコングさんは18歳で、「最後の女の子」の年齢設定と異なるから。
- ダンプ松本の引退試合は1988年
- アジャコングは1970年生まれで、1988年には18歳
- アジャコングは1985年(中学卒業後)に入門、1986年にデビュー
ダンプ松本さん引退時に「最後の女の子」はまだ小学生くらい(子役は11歳)だったけど、実際のアジャコングさんはすでにデビューしてたんだね!
ということで、時代的には、ダンプ松本さん引退後に活躍したのがアジャコングさんであることは確かですが、
年齢的に見ると、アジャコングさんを描いたわけではなさそうですね。
最後の女の子は北斗晶?
では最後の女の子は北斗晶さんなのでしょうか?
北斗晶さんの生年月日は1967年7月13日。つまり、ダンプ松本引退試合の1988年の時点では21歳です。
また北斗晶さんは1985年に全日本女子プロレスデビューしていますので、1988年はすでにデビュー済みですね!
このことから、北斗晶さんもやはり「最後の女の子」ではないようです。
アジャコング・北斗晶以外の説も検証!候補3人
最後の女の子は一体誰なのか、アジャコングさん・北斗晶さん以外で、ネットで名前が上がっていたのがこちらの三人。
- キューティ鈴木さん
- 里村芽衣子さん
- 豊田真奈美さん
それぞれ確認してみましょう。
キューティ鈴木
Xでは「最後の女の子はキューティ鈴木だよね?」という声もありました。
アイドルプロレスラーとして人気を集めたキューティ鈴木さん。
生年月日は1969年10月。つまりダンプ松本さんの引退試合の1988年の時点では19歳ですね!
ということは、キューティ鈴木さんも「最後の女の子」の年齢とは違うようですね。
里村芽衣子
Xでは「最後の女の子は里村さん?」という声もありました。
里村芽衣子さんの生年月日は1979年11月17日、つまりダンプ松本さん引退試合の時点で9歳です。
年齢的には最後の女の子に近い!
しかし実際には、
- 中学時代に姉に連れられ初めて新日本プロレスを観戦
- 女子プロレスの試合を初めて見たのはレンタルビデオで1993年4月
- 神取忍と北斗晶の試合を見て、自分がやるのは女子プロレスしかないと思った
との情報がありました。
ということで史実に忠実であれば、極悪女王の「最後の女の子」=里村芽衣子さん役という訳ではないようですね。
豊田真奈美
Xでは「最後の女の子は豊田真奈美さんでは?」という声もありました。
豊田真奈美さんの生年月日は、1971年3月2日、つまりダンプ松本さん引退試合(1988年)の時点で17歳です。
1987年にすでにプロレスデビューしています。
つまり、最後の女の子は豊田真奈美さんでもないですね。
以上、アジャコングさん・北斗晶さん以外にも名前が上がっていた方々を検証しましたが、この三人でもないようです。
最後の女の子の意味とは?後のプロレス界に繋がる重要な役割
結論、「最後の女の子」は
ダンプ松本さんらの影響を受けてプロレスに憧れ、のちにその世界に入る女の子
という設定であり、特定の実在する人物の役というわけではないと思われます。
ただし、極悪女王という物語の最後にこの女の子が登場したことは大きな意味がありそうです。
というのも、極悪女王で描かれた80年代後半の女子プロレスにおそらく多くの女の子が影響を受けて女子プロレスを目指したと思われます。
視聴者の中にもこのような声がありました。
明らかにクラッシュ極悪ブームの影響で女子プロレスを目指したであろう世代が多すぎて、「誰か」を表現してるんじゃなく、その後も歴史が続いてくって意味しかないなと確信
ダンプ松本さんらが盛り上げた女子プロレスは、その後ブル中野さん、アジャコングさんら多くの方に受け継がれ、歴史が続いていくのです。
まさに最後の女の子は「誰か」特定の役というわけではなく、「女子プロレスの未来」を表現していたのかもしれませんね!
まとめ:最後の女の子は特定の誰かの役ではく女子プロレスの未来!
以上、極悪女王の「最後の女の子」が誰なのか調査した結果はこちら。
- ダンプ松本の後の時代に活躍したアジャコングではないかという説があり
- しかしダンプ松本の引退試合の時点でアジャコングは18歳で、すでにデビューしていた
- 北斗晶や他の候補者も年齢的に該当しない
- つまり「最後の女の子」=アジャコングというわけではなく、「プロレス界に憧れ、後のプロレス界を作っていく女の子」役で、女子プロレス界の未来を表現していたと思われる
ダンプ松本さんの後のブル中野さんやアジャコングさんを描く続編もあると良いですよね!
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